かつて地球は2度、全体が丸ごと氷に覆われる、「スノーボールアース」現象を経験した。

 1度目は「スターティアン氷期」で、実に5600万年にもわたって続いた。2度目は、「マリノアン氷期」だが、どれくらい続いたのかは不透明のままだった。

 そこで最近、アメリカやドイツなどの国際研究チームが、アフリカ・ナミビアに残る約6億年前の地層を詳しく調査し、マリノアン氷期の期間を明らかにした。

 調査の結果、マリノアン氷期はおよそ400万年という比較的短い期間であったことが判明した。

 マリノアン氷期が短かったことで、地球生命が生き延びることができた可能性が高いという。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア