地球の大気圏に突入する旧ソ連が打ち上げた金星探査機のイメージ図
ESA/David Ducross

 1972年に旧ソ連が金星を目指して打ち上げた探査機「コスモス482号」は、目的地に到達することなく地球の軌道にとどまり続けていたのだが、53年の月日を経て、今まさに地球に戻ろうとしている。

 冷戦時代に誕生したこの鉄の塊は、2025年5月10日前後に大気圏へ再突入する見込みだ。

 金星の極限環境にも耐えられるように設計された、探査機の中核となる耐熱構造の着陸カプセルがそのまま地表に落下する可能性があるという。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア