Credit: Mykola Tarasenko; Odessa Archaeological Museum, NASU

 今から約5000年前、古代エジプト人は、天の川銀河という天体現象をすでに認識し、神話の中に取り入れていた。

 イギリス、ポーツマス大学の天体物理学者、オル・グラウア博士は、古代エジプトの棺や墓に描かれた図像を調査し、天の川銀河を表現した可能性のある描写を発見した。

 博士は、天空の女神「ヌト」の体を横切る黒い曲線が銀河の暗黒帯「グレート・リフト」を描写していると分析し、当時の人々が天の川の存在を視覚的に捉え、神々と結び付けて描いていたと結論づけている。

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この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 歴史・文化

Source: カラパイア