DNAの配列を入力するだけで、そのDNAを持つ人間の顔を再現できるAIツールが開発された。

 中国科学院の研究チームが開発した「ディフェイス(Difface)」は、まるでSFのような技術を現実のものにした。

 法医学の分野では、わずかなDNAから容疑者や被害者の顔を割り出す手がかりとして活用が期待されている。医療分野でも、遺伝病の診断などへの応用が見込まれている。

 一方で、DNAから顔を再構築できるということは、匿名性を前提とする遺伝子データの取り扱いに深刻な影響を与えかねず、プライバシー侵害の懸念も強く指摘されている。

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Source: カラパイア