
天文学的には地球からとても近い300光年先に、これまで知られていなかった巨大な分子雲が存在することが明らかになった。
ギリシャ神話に登場する暁の女神にちなみ、「Eos(エオス)」と命名されたこの分子雲は、約136億年にわたって宇宙を漂っていた水素によって構成されている。
地球のすぐそばにありながら、観測史上最大級の構造でもあるエオスは、星々の誕生プロセスの謎を紐解く格好のターゲットであるという。
この研究は『Nature Astronomy』(2025年4月28日付)に掲載された。
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Source: カラパイア