メルカリの「転売ヤー」は許せない!暴走した正義感、コメント欄で戦った女性に賠償命令
「転売ヤー」は許せない―。始まりはそんな小さな正義感だった。フリマアプリ大手「メルカリ」への出品商品を巡り、
利用者の女性が出品者に高額転売をやめさせようと書き込んだアプリ上のコメントは次第に過激化し、
訴訟トラブルに発展した。女性側はあくまで「適正な販売価格を実現するため」だと正当性を訴えたが、
裁判所は女性の行為を断罪した。正義感の末の暴走はなぜ起こったか。
誰もが閲覧できる嫌がらせコメントで名誉を傷つけられ、売り上げも落ちたと訴えた出品者に対し、女性側は訴訟でも、自身の「正しさ」を強調した。メルカリでの転売は規約違反でも違法でもなく、その点に「誤解」があったとは認めたものの、コメントには出品者の販売価格をただし、「市場の適正化」を図る目的があり、違法性はないと訴えた。
しかし、昨年11月の地裁判決は、コメントの内容は原告である出品者の「社会的評価を低下させる」と認定。名誉毀損(きそん)に当たるとし、女性側の主張は全面的に退けた。
また、氏名などの一部を投稿したこともプライバシー権の侵害だとして、慰謝料として計約42万円の賠償を命令。その後、今月9日の大阪高裁判決は開示請求の費用を上乗せし、賠償額を約66万円に増額した。
訴訟の過程では、双方が精神的に追い込まれていたことも明らかになった。トラブルを受けて出品者が鬱病になっただけでなく、女性自身も出品者から抗議のコメントが大量に届いたことで、鬱病になったという。互いに面識もない中でネット上で増幅した「正義」の代償は、女性にとってあまりに重いものとなった。
https://www.sankei.com/article/20250517-UJGHG4ULIRNO5L2QD6JRRK57UA/
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Source: 投資ちゃんねる – 株・FX・仮想通貨・投資2chまとめ