Photo by:iStock

 人はときに、自分の身体を抜け出し外から見ていたと語ることがある。事故や病気、深い瞑想の最中に起こる「幽体離脱」と呼ばれるこの現象は、これまで主に脳の錯覚や感覚のズレとして説明されてきた。

 だが近年、一部の研究者たちは、こうした体験が「意識は脳の外にも存在し得る」可能性を示しているのではないかと注目している。

 そこで2025年、スペインの研究チームは、幽体離脱に見られる詳細な証言を手がかりに、意識が脳の外にも存在する可能性を探る研究を発表した。

 その結果、意識が身体を超えて広がっているとしか思えないような感覚が、驚くほど一貫して報告されていたのである。

 これは意識の正体をめぐる根本的な問いに対して、新たな角度からの仮説を提示するものである。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
死の直前に走馬灯が回るのは本当だった。死の前後に記憶が呼び起こされていることを脳波で確認
死の間際、認知症患者の記憶が突然はっきりと戻ることがある「終末期明晰」の謎
死にゆく人の脳内で起こる謎めいた脳活動、臨死体験と関係性が?
心霊体験する人は意外と多い「ホーンテッド・ピープル症候群」とは?
脳の中には意識の鍵を握る2つのネットワークが存在することが判明(米研究)

この記事のカテゴリ:都市伝説・心霊・超常現象 / 料理・健康・暮らし

Source: カラパイア