
北海道でこれまででもっとも古い津波の痕跡が発見されたそうだ。それはどこか懐かしい輝きを放つ「琥珀」だ。
日本の産業技術総合研究所の久保田彩博士らによると、大量の琥珀を含んだ白亜紀初期の深海堆積物は、1億1600万~1億1400万年前に津波が起きたことを示す証拠であるそうだ。
琥珀は樹液が固まってできたものだ。したがって深海の琥珀ももともとは陸上にあった。ところが当時起きた津波によってさらわれ、海の底に沈んだと考えられるのだ。
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Source: カラパイア