古代の津波をイメージした画像

 北海道でこれまででもっとも古い津波の痕跡が発見されたそうだ。それはどこか懐かしい輝きを放つ「琥珀」だ。

 日本の産業技術総合研究所の久保田彩博士らによると、大量の琥珀を含んだ白亜紀初期の深海堆積物は、1億1600万~1億1400万年前に津波が起きたことを示す証拠であるそうだ。

 琥珀は樹液が固まってできたものだ。したがって深海の琥珀ももともとは陸上にあった。ところが当時起きた津波によってさらわれ、海の底に沈んだと考えられるのだ。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
南極で初めて琥珀が発見され、白亜紀の自然の生態系を知る手掛かりに
大西洋の海底に隠された古代の小惑星衝突のクレーターの詳細が地震データで明らかに
30mから520mまで、実際に起きた津波を高さ順にCGで再現したアニメーション動画
恐竜を絶滅させた小惑星は巨大津波を引き起こし48時間で世界中の海岸に到達していた
津波に伴う磁場変化は津波よりも早く訪れる。磁場を利用することで、津波の早期予測が可能に

この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア