
現在、象は大きく分けるとアフリカゾウとアジアゾウの2属が存在する。アフリカゾウの方が体が大きいことはよく知られているが、両者の脳の違いについては、これまでほとんど研究されてこなかった。
そこで、ドイツのの科学者たちが、それぞれの像の脳の解剖学的特徴を詳しく調べた。
その結果、体が小さいアジアゾウの方が、アフリカゾウよりも脳が大きく、灰白質(神経細胞の集まり)の体積も多いことが判明した。
この発見は、両種の行動特性や人との関わり方の違いを理解する手がかりとなる可能性があるという。
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Source: カラパイア