https://news.yahoo.co.jp/articles/f03236df05ad147a6b20656ed122cd096bda2aee
第二の人生がスタートするはずが…驚きの展開に
「今日から、やっと自由だ!」
そう思いながら、森下浩さん(仮名・60歳)は、長年勤めた機械メーカーの定年退職式を終え、自宅に向かっていました。勤続38年。大企業の部長だった浩さんが手にした退職金は3,500万円。貯金は5,000万円ほどあります(妻による報告)。家も持ち家でローンは完済済み。ふたりの子どもはすでに社会人で、長男は結婚も近いと聞いています。「安心して老後を迎えられる」と希望に胸を膨らませていました。
玄関を開けると、妻・幸子さん(仮名・60歳)が出迎えてくれました。満面の笑みで「本当にお疲れさま。今夜は特別な料理を用意してあるわよ」と言う姿は、どこかいつもより明るすぎるようにも感じられました。お手製の豪華な料理を囲みながら、浩さんは「これからはゆっくり二人で旅行でもしよう」「ゴルフも再開したい」などと話します。幸子さんも頷きながら、笑顔で料理を取り分けていました。食後にはデザートと淹れたてのコーヒー。久々にゆっくりと妻との食事を楽しむことができました。
「さっきの違和感は気のせいか――」
しかし、数日後のある夜のこと、やはり気のせいではなかったと悟ります。妻が切り出したのは、離婚話。浩さんの前に差し出したのは、離婚届と一通の書類でした。見慣れない名前の弁護士事務所の封筒が添えられていました。
「これからは別々に暮らしたいと思ってる」
離婚理由を聞くと、「一緒に生活するのがつらい」と、いわゆる性格の不一致が大きいといいます。
「とりあえず、分け方を正式に決めるまでは、引き続き、私が管理するわ。退職金の振込口座もね。何に使ってしまうか、わからないから、あなたは」
浩さんが自由に使えると思っていた「老後のゆとり資金」は、妻の管理下にあり、今後は話し合いなしには使えそうもありません。退職金は会社から振り込まれたばかりでしたが、それも含めて、夫婦の共有財産として扱われる――その現実を突きつけられたのです。
引用元: ・https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1748121183/
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Source: 資格ちゃんねる