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 ひらめく閃光と轟く轟音をともなう雷は、ときに宇宙でも観測される放射線を放出することがある。「地球ガンマ線フラッシュ」と呼ばれる放射線バーストだ。

 このほど大阪大学をはじめとする研究チームは、冬の雷が多いことで知られている石川県金沢市で、その発生源をピンポイントで特定することに成功した。

 雷雲から下降する稲妻と地上から上昇する稲妻が衝突する際の強い電場が”天然の加速器”として働き、放射線バーストが発生していることを突き止めたのだ。

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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア