
白亜紀後期、恐竜がまだ大地を支配していた時代に、極寒の北極圏で鳥たちがそのすぐそばで巣を作りヒナを育てていた。
その証拠となる化石がアラスカ北部で発見された。
見つかったのは約7300万年前の地層から出土した、数十もの微細な鳥の骨の化石で、中にはヒナのものも含まれていた。
これまで北極圏で鳥が営巣していた最古の記録は4700万年前だったが、今回の発見でその時期が3000万年近くさかのぼることが明らかになった。しかもそこには恐竜が近くにいたというのだから驚きだ。
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Source: カラパイア