1: 2025/06/04(水) 09:39:05.44 ID:??? T
「突然、蛇口をひねっても水が出ない」

そんなリスクが全国でも高まっています。

【記者リポート】「西淀川区にきています、ここでは水道管の検査が行われています」

3日、大阪市水道局が緊急で行ったのは、老朽化の恐れのある水道管の検査。水道管は59年にわたり使用されていたといいます。

検査を始めた理由、それは…。

【大阪市水道局北部水道センター 安部進所長】「大阪市で起きた漏水を受けての調査になります。古い管もたくさん残っている。きのうまで点検で安全だった所が、きょう破裂するというのが出てきますので…。できるだけ早く手をつけて、できるものからやっていく」

5月、大阪市城東区で発生した道路の冠水。老朽化した水道管の破損が原因でした。

さらに、ことし4月、京都市でも…。

【記者リポート】「割れた道路から、大量の水があふれ出ています」

周辺は1分もたたず川のような状態に。広範囲に渡っての浸水被害となりました。

老朽化した水道管の中はどうなっているのか。

これは交野市が制作した動画。50年以上前に設置された下水道管の中の映像です。

内部にずれがあったり、さらには管が割れ、土がむき出しに。

この状態に気づかずどんどん穴が大きくなると、道路の陥没などを引き起こす恐れがあり、交野市は水道管の破損による事故を未然に防ごうと、こうしたカメラでの調査を行っています。

そもそも…なぜ今、水道管の老朽化によるトラブルが相次いでいるのか…?

上下水道事業に詳しい近畿大学の浦上拓也教授に話を聞くと。

【上下水道事業に詳しい近畿大学 浦上拓也教授】「水道管が整備されたのが高度成長期。普及率が90%超えるのが1980年ですから、それまでに急速に整備された水道管が今、現在一気に老朽化しています」

当時、水道が整備されたのは都市部から。そのため、今人口が多いエリアを中心に老朽化が進んでいて、こうした水道管は全国でおよそ17万キロに。

これは、地球およそ4周分の距離にあたります。

そして、全国でみると大阪府は老朽化率35.6%と全国ワーストに。

なぜ水道管の更新が進まないのでしょうか?

【上下水道事業に詳しい近畿大学 浦上拓也教授】「一番安い水道管でも工事するのに、例えば1キロあたり1億円とか、都市部になると2億円以上と非常に大きなお金がかかる。(全国で)更新を計画的に進めようとすると、年間1兆8000億円の投資額が必要とされています。ただし実際にどれだけの投資がされてるかというと、1兆3000億円で、5000億円が過小投資になっています。更新されなければならない水道管が先延ばしされてる」

私たちの生活に欠かせない水道。老朽化して大きな事故になる前に…対策が急がれる。

大阪では水道料金の値上げに踏み切る自治体もある。

豊中市:ことし2月に平均8.9パーセント値上げ

東大阪市:ことし10月平均約19パーセント値上げへ(料金改定がなければ今年度中に赤字へ)

大阪市:10年前から料金据え置き(基本料金は月850円)だが、このままだと2032年度に赤字の可能性。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8565ed757632f6659001d79c36f4c663ca9e8406


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Source: 投資ちゃんねる – 株・FX・仮想通貨・投資2chまとめ