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 私たちの宇宙は、「ビッグバン」と呼ばれる爆発的な膨張から始まったとされている。空間も時間も物質も、すべてがそのときに生まれたと考えられていた。

 だがその始まりには、「特異点」と呼ばれる、すべてが一点に押し込められた状態があるとされており、そこでは現在の物理法則と矛盾が生じてしまう。

 この問題に対し、イギリスのポーツマス大学の研究チームは新たな仮説を打ち出した。

 宇宙は、極度に圧縮された物質が重力でブラックホールとなり、その内部で起きた“跳ね返り”により誕生したのだという。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア