
私たちが現実だと信じているこの世界は、未来人類や高度な知的生命によって作られた仮想空間かもしれない。これは「シミュレーション仮説」として、一部の哲学者や科学者たちの間で真剣に議論されてきた。
そして最近、イタリア・ボローニャ大学の天体物理学者フランコ・ヴァッツァ准教授が、この仮説の実現可能性を物理学の観点から検証した。
その結果、現在の物理法則に照らせば、このような世界を成り立たせるには現実的とは言えないほどのエネルギーと計算能力が必要であり、仮説そのものが成り立たないという結論に至ったという。
▼あわせて読みたい
・この宇宙はシミュレーション?重力がその証拠だとする物理学者の新説
・新たな物理法則が「我々はシミュレーションの中に生きている」という仮説を裏付けていると研究者
・現実がシミュレーションであることを証明するAIアルゴリズムを作成した物理学者
・我々がコンピューターの作ったシミュレーションで生きている可能性は50%(コロンビア大学研究者)
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / UFO・宇宙人
Source: カラパイア