
食欲も繁殖力も旺盛で、ときに在来種のワニでさえ太刀打ちできない外来種ビルマニシキヘビ。その侵略の拠点アメリカ・フロリダ州では生態系の乱れまで生じている。
しかし、すべての在来種が黙って侵略を許しているわけではない。
ある野生動物が、自らの縄張りを命がけで守り、ビルマニシキヘビに対抗できる力を持っていることが明らかとなった。
それは、在来種のボブキャット(アメリカオオヤマネコ)先輩だ。
首を切られたニシキヘビの死骸が残された現場にボブキャットが戻ってくる様子がトレイルカメラに記録されていたのだ。
この出来事は、侵略的外来種によって打撃を受けた生態系のバランスが、回復しつつある兆候として注目されている。
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Source: カラパイア