image credit:Pixabay

     植物はただそこにじっとしているだけの存在じゃない。耳も神経もないのに、音に反応して行動を変えることができるのだ。

     イタリアの研究チームは、録音したミツバチの羽音を使った実験を行った。キンギョソウの花に聞かせると、羽音が多く聞こえるほど蜜の量を増やし、甘さも増すことを発見した。

     これは、植物が花粉媒介者の存在を音で察知し、自らの生存戦略として蜜を調整している可能性を示している。

    続きを読む…

    ▼あわせて読みたい
    小麦は干ばつのときに助けを求める、化学信号で有益な細菌を呼び寄せていたことが判明
    植物は脳がなくてもストレスを記憶していて、次の世代に伝えている
    植物が他の植物が発したメッセージを受け取る瞬間をとらえることに成功
    ストレスや傷を受けたトマトや植物は悲鳴を上げる「プチプチ」とはじけるような音
    「さつまいも」は食べられそうになるとニオイで仲間に危険を知らせる(ドイツ・台湾共同研究)

    この記事のカテゴリ:昆虫・爬虫類・寄生虫 / 植物・菌類・微生物

    Source: カラパイア