
人間の場合、小さい子供でも「良く噛んで食べなさい」と言われるものだが、恐竜に関していえば、その必要はなかったようだ。
オーストラリアで発掘された白亜紀中期の竜脚類の化石から、腸の内容物(コロライト)が発見され、木の芽や種のサヤなどを、ほとんど噛まずに丸のみしていたことが明らかとなった。
竜脚類とは、長い首と尾、小さな頭、そして巨大な体を持つ草食恐竜の一群で首長竜とも呼ばれている。
では、そんな食べ方でどうやって消化していたのか? 実は、すべてお腹の中の腸内細菌の働きに頼っていたのだ。
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Source: カラパイア