ディアマンティナサウルスの群れ Photo by:iStock

 人間の場合、小さい子供でも「良く噛んで食べなさい」と言われるものだが、恐竜に関していえば、その必要はなかったようだ。

 オーストラリアで発掘された白亜紀中期の竜脚類の化石から、腸の内容物(コロライト)が発見され、木の芽や種のサヤなどを、ほとんど噛まずに丸のみしていたことが明らかとなった。

 竜脚類とは、長い首と尾、小さな頭、そして巨大な体を持つ草食恐竜の一群で首長竜とも呼ばれている。

 では、そんな食べ方でどうやって消化していたのか? 実は、すべてお腹の中の腸内細菌の働きに頼っていたのだ。

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この記事のカテゴリ:知る / 絶滅・絶滅危惧種生物

Source: カラパイア