地球から330光年離れた「HD 100453」の原始惑星系円盤でメタノールを検出/Image credit: CfA/M. Weiss

 地球外生命の可能性や私たちの起源に迫る新たな手がかりが、アルコールに包まれた星から見つかった。

 地球から約330光年離れた若い恒星「HD 100453」の周囲で、生命の材料となるメタノールの同位体が発見されたのだ。

 メタノールはアルコール類の一種で、有機化合物の基礎を成す物質だ。

 この発見は、太古の地球に有機物質を運んだ彗星の役割を裏付ける重要な証拠になる可能性がある。

 若い恒星の円盤で希少なメタノール同位体が見つかった初の事例であり、地球の生命の”素”は宇宙からもたらされたという仮説を補強する発見である。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア