
北海道大学の研究者チームは、後期白亜紀の地層から発見された化石を調査した結果、当時の海の中はイカ類だらけだったという結論に達した。
2025年6月26日付の学術誌『science』に掲載された論文によると、研究チームは、日本国内の白亜紀後期(約1億50万~6600万年前)の岩石から、イカのクチバシ、つまり「カラストンビ」の化石を大量に発見した。
白亜紀と言えば地上では恐竜が闊歩し、K-Pg境界で大量絶滅を迎えた時期でもある。当時の海の中では、いったいどんなドラマが繰り広げられていたのだろう?
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Source: カラパイア