
地球でこれまでに発見された中で最大の火星隕石「NWA 16788」が、2025年7月16日、ニューヨークで開催されたサザビーズのオークションにて、530万ドル(約7億8700万円)で落札された。
この隕石は2023年にニジェールのサハラ砂漠で発見されたもので、重さは約24.5kgにおよぶ。
科学者たちはこの隕石の存在を以前から把握していたが、詳細な分析はまだ行われておらず、今後、新たな所有者が研究への協力を許可すれば、火星の地質や歴史を探るうえで重要な手がかりになる可能性がある。
▼あわせて読みたい
・1億5000万年前の恐竜「ケラトサウルス」の幼体の完全な全身骨格、約42億円で落札される
・地球に落下した200個の隕石は火星の5つのクレーターからやってきたことが判明
・火星隕石「ブラックビューティー」の起源が特定される
・火星から南極に飛来した隕石が地球外生命体探しの道筋を示した理由
・隕石が欲しいかー!?月や火星の破片を含む貴重な隕石の数々がオークションに出品中
Source: カラパイア