テッポウウリが種子を飛ばす様子 / University of Oxford

 地中海が原産で、日本には大正時代に渡来している多年草「テッポウウリ」は、まるで機関銃をぶっ放すかのように、実が破裂し種子を噴射するユニークな植物だ。

 その爆発的な発射は、あまりにも高速で、もはや人間の目では捉えきれないほど。それゆえにテッポウウリの種子(タネ)が射出する仕組みは、数世紀にわたって植物学者たちを悩ませてきた。

 だが現代にはハイスピードカメラやCTなど、さまざまな科学技術がある。

 それによって解明された「圧力と反動」を利用したメカニズムは、植物界では唯一無二のものであることがわかった。

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なんという自然爆弾。あの手この手で種を飛ばす植物すげぇ!

この記事のカテゴリ:知る / 植物・菌類・微生物

Source: カラパイア