
地中海が原産で、日本には大正時代に渡来している多年草「テッポウウリ」は、まるで機関銃をぶっ放すかのように、実が破裂し種子を噴射するユニークな植物だ。
その爆発的な発射は、あまりにも高速で、もはや人間の目では捉えきれないほど。それゆえにテッポウウリの種子(タネ)が射出する仕組みは、数世紀にわたって植物学者たちを悩ませてきた。
だが現代にはハイスピードカメラやCTなど、さまざまな科学技術がある。
それによって解明された「圧力と反動」を利用したメカニズムは、植物界では唯一無二のものであることがわかった。
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Source: カラパイア