
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で、元養鶏農家が庭用に集めた石の中から見つかった、2億4000万年前の両生類の化石が話題だ。分析の結果、当時の同類よりも大きめの新種と判明したのだ。
ほぼ完全な骨格と軟組織まで保存されたこの化石は三畳紀に淡水河川に生息していたとされる新種で、「アレナエルペトン・スピナトゥス(Arenaerpeton supinatus)」と名付けられた。ラテン語で「仰向けで砂を這う者」という意味だ。
オオサンショウオのような姿をしたこの両生類は、二度にわたる大量絶滅を両生類が生き残れた秘密を伝えてくれるかもしれない。
▼あわせて読みたい
・北米最古となる2億900万年前の新種の翼竜の化石を発見
・2億3000万年前の巨大両生類の大量死が判明
・地球最初の恐竜はどこにいる?アマゾンの密林の下に眠っているかもしれない
・体長25メートル、2億年前を生きた過去最大の魚竜の化石を発見
・新たに発見された三畳紀の生物が、海洋爬虫類の歴史を塗り替えるかもしれない
この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 昆虫・爬虫類・寄生虫
Source: カラパイア