
地球の海面は、海が出現して以来、絶えず上下してきた。だがそれがいつ、どのくらいの規模で起きていたのかを正確に知ることは容易ではない。
これまでの科学では100万年単位のおおまかな再現が限界だったが、今回、オランダ、ユトレヒト大学をはじめとする研究チームは、5億4000万年間にわたる海面変動を、千年単位のより細かなスケールで再現することに成功した。
この成果は、地球の気候変動モデルの精度向上に加え、地下資源の開発や安全な廃棄物の貯蔵計画、生物進化の研究にも大きく貢献する可能性を秘めている。
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Source: カラパイア