
オーストラリアに生息するコアラは、ほとんどの時間を木の上で過ごしている。
今回、クイーンズランド大学とサンシャインコースト大学の共同研究により、コアラが地上にいるのは1日あたり平均わずか10分だけであることが明らかになった。
その短い時間に、コアラの死亡リスクが著しく高まっているという。地上を移動中に起きた死亡例が全体の約3分の2を占めているのだ。
加速度計とGPSを用いた精密な調査により、これまでほとんど観察されてこなかったコアラの地上での移動行動が初めて記録され、生息地のあり方を見直すための手がかりが得られた。
▼あわせて読みたい
・ほのぼのオーストラリア。夜に帰宅したらコアラが寝室でくつろいていた件
・遠くの町に美味しいユーカリがあると聞いて?コアラが駅構内をうろつく事案が発生
・「ユーカリとかありますか?」スーパーにコアラがご来店、オーストラリアならではの珍客
・やさしい世界。混雑した高速道路を渡ろうとしているコアラを辛抱強く誘導する男性
・コアラの絶叫。いじめっ子に木を奪われたコアラが癇癪を起す
Source: カラパイア