東南極氷床の端にあるバンガー・ヒルズ。広大な平地のごく一部が露出した領域だ/Credit: David Small

 南極大陸の分厚い氷の下に、まるで別の惑星にあるかのような平坦な地形が広がっていることが新たに明らかになった。

 8000万~3400万年前、河川に削られて出現したとされる平地は、東南極海岸地域の4割を占める広大なもので、その上に積もった氷床の流出を抑える働きがあると考えられている。

 この「異星のような地形」の存在は、現在進行中の気候変動で南極の氷床がどのように変化し、将来の海面上昇にどう影響するかを予測するうえで、極めて重要な鍵となるという。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア