
南極大陸の分厚い氷の下に、まるで別の惑星にあるかのような平坦な地形が広がっていることが新たに明らかになった。
8000万~3400万年前、河川に削られて出現したとされる平地は、東南極海岸地域の4割を占める広大なもので、その上に積もった氷床の流出を抑える働きがあると考えられている。
この「異星のような地形」の存在は、現在進行中の気候変動で南極の氷床がどのように変化し、将来の海面上昇にどう影響するかを予測するうえで、極めて重要な鍵となるという。
▼あわせて読みたい
・南極の氷から奇妙な電波信号を検出、現代の素粒子物理学では説明不能
・ペンギンのフンが南極を気候変動から守る、地球を冷やす効果を確認
・南極の氷床に閉じ込められた気候の”化石”が伝える地球の未来
・南極の氷を全部溶かすとどうなる?南極大陸の全貌がわかる地図を公開
・氷が解けて南極大陸が海から隆起、地球に及ぼす影響は?
Source: カラパイア