オオカミの親子Photo by:iStock

 1995年、アメリカのイエローストーン国立公園にオオカミが再導入された。この取り組みは、草食動物の食害によって崩れた生態系の回復を目的としたものだ。

 導入から間もなく、生態系には目に見える変化が現れ始めたが、今回の新たな研究により、80年もの間ほとんど成長できなかったヤナギ科の落葉樹「ヤマナラシ」の若木が、高く育ち始めていることが確認された。

 これは、生態系のバランスが捕食者によって回復しつつあることを示す貴重な証拠であり、自然再生の一つのモデルケースとして注目されている。

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この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 動物・鳥類

Source: カラパイア