
イギリスの古代遺跡「ストーンヘンジ」の巨石はどこからやってきたのか? この謎がついに解き明かされようとしている。
新たな研究によると、紀元前3000年頃に建設されたとされるこの巨石構造の一部は、氷河などでなく、700kmも離れたスコットランド北東部から人力で運ばれてきたことが判明したという。
このことは、当時の古代社会には壮大な建設プロジェクトを遂行するきわめて高度な組織力があったことのほか、ストーンヘンジが単なる天文・宗教施設などではなく、「ブリテン諸島の統一」のような象徴的な意味合いがあった可能性をも示唆している。
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Source: カラパイア