
2025年、中国で発見された新種の小型草食恐竜「プラオサウルス・チンロン(Pulaosaurus qinglong)」の化石から、声帯に関わる喉頭の骨化構造が確認された。
現代の鳥類に似た形状を持つこの器官は、この恐竜が鳥のような鳴き声で仲間とコミュニケーションを取っていた可能性を示している。
今回の発見は、鳥に進化しなかった恐竜(非鳥類型)の一部にも、鳥のような鳴き声でコミュニケーションをとっていた可能性を示す、きわめて重要な手がかりとなっている。
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Source: カラパイア