University of Alicante/Archaeology Magazine

 スペインのラ・アルクディア遺跡で、約2000年前のローマ時代に建てられた巨大浴場が発掘された。

 スペイン・アリカンテ大学の研究チームが8年をかけて調査した結果、広さ約1300㎡の「東浴場」が姿を現し、古代ローマ都市「イリキ」の繁栄とその技術力を今に伝えている。

 保存状態は極めて良好で、モザイク装飾や巨大なプールが残されており、浴場が清潔の場であると同時に社交と娯楽の中心であったことがわかった。

  まるで日本の漫画で後に映画化された『テルマエ・ロマエ』の世界を思わせるような古代ローマの浴場文化。その実像に迫ってみよう。

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この記事のカテゴリ:知る / 歴史・文化

Source: カラパイア