岩塩 Photo by:iStock

 カナダ・ブロック大学をはじめとする国際研究チームは、オーストラリアで採取された岩塩の中に閉じ込められていた8億1500万年前の空気を取り出し、その成分を直接分析することに成功した。

 これまで当時の酸素濃度はわずか2%ほどと推定されていたが、今回の分析により、予想を大きく超える数値が示された。

 これは、初期の動物がすでに呼吸可能な環境で活動していた可能性を示す重要な手がかりとなる。

 この発見は、地球の大気の進化だけでなく、生命の起源と進化の時期に関する理解を大きく書き換えるかもしれない。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
南極の氷床に閉じ込められた気候の”化石”が伝える地球の未来
地球全体完全に凍りついた「スノーボールアース」、生命進化との深い関係が明らかに
太古の昔、地球の海は緑色だった。未来の海は紫色になる可能性も
地球の磁場は少なくとも37億年前から存在していたことが判明
南極大陸の氷に閉じ込められた気泡が5600万人の死を記録していた

この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア