
人間の脳のような構造を持つ“ミニ脳”が、犬型ロボットの動きをコントロールするという、未来的な実験がアメリカで行われた。
脳オルガノイドと呼ばれるこの人工脳組織は、光とグラフェンという特殊な炭素素材の力を借りて、神経回路を自然な形で急速に成熟させることに成功した。
研究チームは、この技術が神経疾患の研究や、義手などの神経制御デバイス、さらにAIや生体コンピュータにも応用できる可能性を示唆している。
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Source: カラパイア