
地球上でもっとも手つかずの環境、それが深海だ。高圧と暗闇が支配するその世界には、今なお未知の生態系や環境変化が潜んでいる。
しかし、従来の調査方法ではコストもリスクも大きく、限界がある。
そんな中、アメリカの研究者たちはミズクラゲにマイクロチップとセンサーを取り付けて操縦可能にし、「サイボーグ・クラゲ」として活用する新しい探査手法を開発した。
生き物の動きと最新技術を融合させたこの試みは、エネルギー効率にも優れ、これまで到達不可能だった深海の観測を可能にするかもしれない。
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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 水中生物
Source: カラパイア