海中から引き上げられる2000年前のスフィンクス像
Ministry of Tourism and Antiquities

 地中海沿岸に沈んだエジプトの古代都市から、2000年以上の時を経て3体の像が引き揚げられた。

 発見されたのは、古代エジプト第19王朝(紀元前13世紀)のファラオ、ラムセス2世の名を刻むスフィンクス像、紀元前1世紀のプトレマイオス朝末期に制作された男性像、そして1世紀ごろのローマ帝政期に作られた白大理石の貴族像である。

 いずれも古代エジプトの歴史と権力を象徴するもので、失われた都市「カノープス」と「ヘラクレイオン(トロニス)」の存在を、現代に強く印象づける発見となった。

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Source: カラパイア