
誤情報はいったん多くの人に信じられると抑えるのが難しい。陰謀論は正しいかどうかにかかわらずネズミ算的に広がり、人々の行動を変えてしまう。そして時には暴力行為にまで発展する。
これは現代のSNS時代に限った話ではない。1789年のフランス革命期には「大恐怖」と呼ばれる噂が感染症のようにフランス全土を駆け抜けた。
最新の研究は、この出来事を疫学のモデルで分析し、当時の社会不安がいかにして蜂起へとつながったのかを明らかにした。
過去の事件は、誤情報に揺さぶられる私たちの社会に鋭い警鐘を鳴らしている。
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Source: カラパイア