
アメリカ・インディアナ州で発見された化石が、これまで知られていなかったシルル紀のカブトガニであることが、ウェストバージニア大学の研究で明らかになった。
カブトガニの化石記録には、オルドビス紀とデボン紀の間におよそ8000万年の空白があった。
この新発見により、その時代に実際にカブトガニが生き延びていたことが裏付けられた形となる。
標本は新属・新種として記載され、「Ciurcalimulus discobolus(チョーカリムルス・ディスコボルス)」と命名された。
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Source: カラパイア