
お気に入りのドラマやアニメを、つい何話も続けて一気見してしまったあと、「また時間を無駄にしてしまった」「他にやるべきことがあったのに、やっちまった!」と後悔した経験はないだろうか。私はある。いや、大ありだ。
確かに長時間画面に張り付いていることが体に良くないという見方もある。
しかし、最近の研究では、物語を続けて観るという行為には、意外にも心に良い効果がある可能性があるという結果が出ている。
一気見は、登場人物の気持ちを想像したり、物語の意味を自分なりに深く考えるようになり、無意識のうちに想像力がふくらみ、自己理解が深まり、心の安定につながることがあるという。
つまり、時間に余裕があるときにどっぷりと一気見するのは、心の健康にとって悪くない選択かもしれない。
▼あわせて読みたい
・自閉スペクトラム症の成人は、目の前にない物体や状況を視覚的に思い描く能力に長けている
・ロック・ギタリストは即興演奏中に脳内で特定領域が活性化、創造力が促進される
・ネズミも人間と同じように想像力があり、空想の世界を旅することができる
・目覚めた直後に創造性が増大するという研究結果。ちょっとした仮眠の後に効果を発揮
・想像力が恐怖や不安の克服に役立つ。実際にその恐怖に危険がないことをイメージするだけでも効果があるという研究
Source: カラパイア