雄牛の精子に付着するナノ粒子の濃度が増加していく様子を撮影した位相差顕微鏡画像
credit: npj Robotics (2025)

オランダのトウェンテ大学の研究チームは、雄牛の精子に磁石に反応するナノサイズの粒子を付着させ、外部から操縦できる「精子ボット」を開発した。

 このマイクロロボットは、女性の生殖器官を再現した実物大の3Dプリント模型の中でテストされ、子宮頸部から卵管まで磁力で誘導することに成功した。X線によるリアルタイム追跡も可能だという。

 これまで体内での精子の動きを直接観察するのは難しかったが、この技術によって可視化が可能となり、不妊治療への応用が期待されている。

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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 料理・健康・暮らし

Source: カラパイア