
オランダのトウェンテ大学の研究チームは、雄牛の精子に磁石に反応するナノサイズの粒子を付着させ、外部から操縦できる「精子ボット」を開発した。
このマイクロロボットは、女性の生殖器官を再現した実物大の3Dプリント模型の中でテストされ、子宮頸部から卵管まで磁力で誘導することに成功した。X線によるリアルタイム追跡も可能だという。
これまで体内での精子の動きを直接観察するのは難しかったが、この技術によって可視化が可能となり、不妊治療への応用が期待されている。
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Source: カラパイア