
アメリカ、南カリフォルニア沖の海底には、50年以上前に化学物質を詰めた樽が大量に投棄されている。その周囲には、長年にわたって原因不明とされてきた白い沈殿物の輪が広がっていた。
今回、カリフォルニア州のスクリップス海洋研究所が行った調査で、この奇妙な輪の正体が有毒な強アルカリ性物質であることが判明した。
半世紀を経ても影響が消えず、海底環境に深刻な影響を与えていることが明らかになっている。
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Source: カラパイア