我が子を失うことの喪失感、筆舌に尽くしがたい苦しみの感情は人間だけに備わったものではない。

 以前カラパイアでは、何度も我が子を失いながら、その亡骸を離さずに一緒に泳ぎ続ける母シャチのタレクア(J35)の様子をお伝えしたが、2025年9月、彼女と同じ群れにいるメスのシャチ「アルキ(J36)」が、生まれたばかりの子供を失ってしまった。

 出産直後とみられる我が子の亡骸を、アルキはかつてタレクアがしていたように、何日間も自らの身体で支えながら泳ぎ続けていたそうだ。

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この記事のカテゴリ:画像 / 水中生物

Source: カラパイア