寄り添う2匹のミツバチの画像
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 ミツバチの社会行動を調べていた研究チームが、人間との意外な共通点を発見した。仲間と交流するミツバチのふるまいに関係するいくつかの遺伝子が、人間の社会性に関わる遺伝子と同じ領域に存在していたのだ。

 アメリカ・イリノイ大学の研究チームが発表したこの成果は、ミツバチと人間が進化のどこかで共通する「社会性のしくみ」を受け継いできた可能性を示している。

 また、社会性には個体差があるが、それは気質や環境だけでなく、遺伝子の違いが大きく影響していることも明らかになってきた。

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この記事のカテゴリ:昆虫・爬虫類・寄生虫 / 人類

Source: カラパイア