
何らかのアレルギーを持っているという現代人は意外と多い。ハウスダスト、猫、犬、花粉、ダニなど、空気中を漂う様々なアレルゲンは、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、悪化すると喘息などの症状を引き起こす。
そんな人々に朗報だ。アメリカ・コロラド大学ボルダー校の研究チームが、紫外線を使ってこれらの原因物質を無力化する新たな方法を発見したのだ。
アレルゲンの立体構造を光で変化させることで、免疫システムがそれを脅威と認識しなくなるという。
ただし、この方法は室内環境でのみ有効で、屋外での効果は期待できない。それでも、猫を室内で飼うことを夢見ながら猫アレルギーに苦しんできた人々にとっては、大きな希望となるかもしれない。
▼あわせて読みたい
・幼少期から犬や猫と暮らし動物アレルギーのない子供は喘息や他のアレルギーの発症を抑えられる可能性
・犬アレルギーに朗報。原因物質の構造が解明され、予防ワクチンの開発に前進
・老眼による視力低下を改善する点眼薬がアメリカで承認される
・ホコリはいったいどこから来るの?部屋にたまる埃の正体
・悲報。花粉症は年々酷くなっている。その意外な原因とは?(アメリカ)
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 料理・健康・暮らし
Source: カラパイア