県の研究機関が複数の方法で調べたところ、エンブレムから新品と比較しておよそ30から100倍の硫黄の成分が検出されました。
さらに、県が委託した専門家の分析で、破損した下水道管がむき出しの状態になっているため下水から発生した硫化水素と酸素が反応して硫黄になり、
周辺の金属がさびて変色した可能性があると指摘されたということです。
県は現場から半径およそ100メートルの範囲に駐車されていた車33台で被害を確認し、所有者に説明を行うとともに、今後、何らかの補償を行う方針で検討を進めています。
住民からは、浴室などでもメッキ部分がさびて変色しているといった声や健康への不安の声が寄せられているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250929/K10014935651_2509291934_0929193458_02_04.jpg
◆2月上旬から5か所で硫化水素濃度を計測公表
埼玉県は、ことし2月上旬から陥没現場付近の5か所で硫化水素の濃度を毎日計測して、県のホームページで公表しています。
これまでの最大値は、8月10日に現場からおよそ30メートルの地点で計測された6.4ppmですが、ほとんどの日では0ppmと法律で安全に作業できるとされる基準の10ppm以下となっています。
硫化水素の性質についてくわしい同志社大学理工学部の北岸宏亮教授は「硫化水素は気体なので密閉空間でないかぎり拡散する。
車のエンブレムのさびは、硫黄が含まれる温泉のある地域でもよく起こっていて、ごく微量の硫化水素であったとしても、金属と反応するということは十分考えられる。
微量であれば健康への影響はないが、密閉できる容器にアクセサリーを入れたり車にカバーをかけたりすることである程度変色を防ぐことができる」と話しています。
陥没事故の現場からおよそ60メートルほどの場所に暮らしている木下史江さんは、ことし7月、所有する車2台がさびて黒く変色していることに気づきました。
車は、エンブレムが黒く変色しているほか、ミラーなどの部品も黒ずんでいたり、一部がはがれたりしています。
木下さんは「点々とした黒い変色がどんどん増えています。車を購入した店にも確認してもらいましたが、こうした変色はなかなかあることではないと言われました」と訴えていて、
県には修理を含めた補償を求めています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250929/K10014935651_2509291933_0929193458_02_06.jpg
引用元: ・https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1759163924/
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Source: 資格ちゃんねる