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 南極といえば、氷と雪に閉ざされ、研究者や冒険家、富裕層の観光客しか足を踏み入れない過酷な大地が思い浮かぶだろう。だが実は、これまでに11人の子供が南極で生まれている。いわば「南極民」だ。

 アルゼンチンとチリの基地で誕生した彼らは、南極生まれという特別な存在だが、南極は国ではないため、彼らに南極のパスポートがあるわけではなく、国籍は両親のものを受け継ぐことになる。

 1978年に最初の子供が誕生して以来、両国は領有権を示すため家族を派遣し、極地の厳しい環境の中で出産が行われた。

 だが現在では安全上の理由から妊婦が南極に送られることはなく、新たな南極民が生まれることはない。

 ここでは、氷の大陸で生まれた11人の子供たちと、その背景にある物語を紹介していこう。

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この記事のカテゴリ:歴史・文化 / 人類

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