
ジョージア(旧グルジア)にある南コーカサス地方の山奥で、英クランフィールド大学とジョージアの研究チームが青銅器時代の要塞遺跡を初めて調査したのは2018年のこと。だが、彼らが見ていたのは氷山の一角にすぎなかった。
その後、ドローン調査で撮影された1万1000枚超の空撮写真を合成し、地形の詳細な地図を作成した結果、そこに築かれていたのは、全長1km以上の防壁を備えた、この地域最大級の約3000年前の巨大要塞だった。
要塞の周辺から土器や動物の骨が見つかったことから、ここは集落が形成された要塞都市であり、当時の人々の暮らしや社会の姿が見えてきた。
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Source: カラパイア