
ヒトの皮膚細胞から新たな命が生まれるかもしれない。そんなSFのような研究が、現実味を帯びてきた。
アメリカと韓国の研究チームが、皮膚細胞の核を使って受精反応を起こす卵子細胞を作ることに成功した。この技術が進めば、病気や加齢などで卵子を持てない人が、自分の遺伝子を受け継ぐ子どもを持てる可能性があるという。
不妊治療の未来を大きく変える可能性を秘めたこの研究だが、技術的な課題や倫理的な議論も多く、実用化にはまだ長い道のりが残されている。
▼あわせて読みたい
・AIが命をつなぐ時代に。世界初、遠隔操作の全自動体外受精で赤ちゃんが誕生
・オス同士の2匹のマウスから健康な子供を作ることに成功
・なぜ人間のクローンを作らないのか?科学者が語る本当の理由
・時を戻そう。皮膚細胞を30歳若返らせることに成功、53歳の肌が23歳に
・父親いらず。母親の卵子だけで子供を作ることに成功(マウス実験)
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 人類
Source: カラパイア