
人間の体内に存在し、健康を支えている細菌が、宇宙の過酷な環境でも生き延びられることが世界で初めて証明された。
オーストラリアの研究チームが、ヒト由来の細菌をロケットに搭載し、打ち上げから無重力状態、そして地球への再突入という一連の極限状況を経ても、細菌が生存していたことを確認したのだ。
この成果は、将来の火星上陸に向けた長期宇宙ミッションで、人間の健康を支える“善玉菌”たちを共に連れていける可能性を示しており、宇宙移住への現実味を一歩高める結果となった。
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この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 植物・菌類・微生物
Source: カラパイア
