
ゴールデンレトリバーのグレイシーは、大好きなお父さんが仕事から帰ってくる時間になると、窓辺に座り、彼の車の音を待ち続けるのが日課だった。
そして車が到着すると、おもちゃをくわえて、ドアで出迎えてたくさん撫でてもらう。その瞬間が最高にうれしかった。
だがそれが二度と叶わなくなる日がやってきた。飼い主男性のショーンさんは、グレイシーより先に天国へと旅立っていったのだ。
ショーンさんが亡くなった後も、グレイシーは窓際で、毎日彼の帰りを待ち続けている。車が通るたびに「今度こそお父さん?」と、振り向いて確認する。
お父さんの車じゃないことがわかると、寂しそうな表情を浮かべながら、それでもじっと待ち続ける。
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Source: カラパイア