
アメリカにある野生動物保護施設に、1匹の子ギツネが保護された。冷たい雨の中で震えていた子ギツネは、献身的な治療を受けてすっかり元気になったように見えた。
だが彼が野生に帰る日は来ない。先天的な病気のせいで、この子ギツネは獲物を狩るという、キツネとして生きるためのスキルを身につけることができないのだ。
そしてなにより、この子ギツネは、病気が判明する前から、仲間のキツネたちと過ごすよりも、人間と一緒に過ごすことを好んだのだ。
もしかすると、彼には自分が一生人間のもとで生きることになるという、予感のようなものがあったのかもしれない。
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Source: カラパイア