
恐竜の卵がいつ産み落とされたのか。科学者たちは、その正確な「時間」を、化石そのものから直接読み取ることに初めて成功した。
中国・湖北地質科学研究所の研究チームは、卵の化石に含まれる原子の変化を利用して年代を算出する新しい測定法を開発。これにより、恐竜の卵化石の「直接年代測定」が世界で初めて実現した。
これまで卵の化石の年代は、周囲の火山灰や岩石の年代をもとに間接的に推定するしかなかった。しかし、この新しい手法を使えば、卵そのものが形成された時期を明らかにできる。
この成果は、恐竜の進化や絶滅、そして白亜紀の地球環境の変化を、これまでより正確にたどる手がかりになると期待されている。
▼あわせて読みたい
・村の秘宝として大切に保管されていた聖なる石は恐竜の卵の化石だった!
・ワニがオスなしで卵を産んだ処女懐胎の事例を初確認。恐竜時代からの能力か?
・博物館にメノウとして展示されていた鉱物、実は恐竜の卵だった!
・巣で卵をあたためていた恐竜と孵化する直前の卵の化石が発見される。
・南極で発見された謎の化石の正体がついに判明、巨大な卵であることが判明。
この記事のカテゴリ:知る / 絶滅・絶滅危惧種生物
Source: カラパイア